カテゴリー:東京都品川区

武蔵野台地の東端に位置する品川区。天王洲アイル・品川シーサイド・大崎などを中心に数々の高層ビルが建ち並び、企業が賃貸事務所の移転を目指す地域ですが、現在の姿からは歴史を見つける事は難しいような気がします。
しかし、そんなビジネス要素の強い品川区ですが、実は大森貝塚の発見により日本考古学発祥の地とも呼ばれており、貴重な歴史が眠る場所でもあるのです。
元々品川という地名は、目黒川河口付近で発達した集落の名前で、歴史的にも奈良・平安時代には京都と関東を結ぶ場所として重要な役割を担ってきました。
そして、当時から駅家が設置されていたといわれています。
そんな品川区の歴史を大きく変えたのが、江戸時代。五街道のうち最も交通量の多かった東海道で品川宿として栄えた事から交通、そしてビジネスの要役地として発展を始めたのです。
また、東京へ入る前の身なりを整える場所として、旅人の人気を博した品川宿周辺は、履物屋や宿屋など多くの商家が建ち並びました。
それに伴い交通の要役地から繁華街へと変貌し、居残り左平次や品川心中など古代落語の題材にも取り上げられる程に成長。
その後、品川区に役所が置かれ、徐々に市街地へと変化していきました。
施設が集まる事から居住者が多いエリアですが、品川区内で比較すると家賃が安いというメリットがあり、テナントや賃貸事務所を構えるのにも最適なエリアといえます。
大規模な再開発が進められた天王洲アイル・品川シーサイド・大崎副都心では、平均坪単価が13,000円を上回っており、賃貸事務所を移転したいと思っていても価格的に理想的な不動産を見つけられない事もあるでしょう。しかし大井町駅周辺では、平均坪単価11,265円と品川区内では比較的リーズナブルな地域の為、企業ニーズに近い賃貸を探す事が可能となっています。
そんな大井町は交通面でも優れており、JR京浜東北線・東急大井町線・東京臨海鉄道りんかい線の3路線が利用可能。
その為、東京・新橋駅まで約12分、羽田空港まで約23分で移動する事ができます。
また、貸し店舗として利用可能なアパートやマンションなどの物件も豊富で、小規模な賃貸事務所を探す方にも大変お勧めのエリア。
優れた交通の他、賃貸コストを抑えられる物件が豊富にある事から、賃貸事務所の移転を検討する企業が絶えない街なのです。
2020年のオリンピック開催に向けて、湾岸エリアを中心に世界からも注目を集める品川区。天王洲アイルを始め、大崎・五反田・品川シーサイド等、東京で拠点や移転先を定めるにはぴったりのロケーションが揃った街といえます。
そんな品川区では、各地で繰り返し行われる再開発によって沢山の高層ビル、洗練された不動産物件が建ち並んでおり、どれをランドマークと呼んで良いのか分からなくなる程。
近年特に目立ってきたのが、五反田・大崎・目黒などのエリアで、1989年から徐々に進められた再開発によって一気に物件が増え、大きな市街地を形成しています。
また、ゲートシティ大崎や東京サザンガーデン、パークタワーグランスカイなどの巨大な複合ビルの登場により、商業・ビジネスエリアとしても注目を集めており、賃貸事務所の移転を考える企業も多くなっています。
再開発によって新たな不動産物件が建てられる反面、宿場として栄えた北品川やレトロな雰囲気を持つ荏原など、風情を残す街も多いという独特な一面も。
そんな新旧の魅力に溢れる品川区では、それぞれの個性を活かした不動産が点在しており、今も東京の経済を支え続けています。